2011年9月28日水曜日

牛糞

ヒンドゥー社会における牛は、ヒンドゥー教のラクシュミ神と関わりの深い神聖な動物として考えられています。また、人間を保護する母性的な存在として、昔からみなされています。インドのヒンドゥー教徒は、牛を無私の寛大さの象徴として、尊敬の念を抱いています。牛の屠殺は、インドのほぼすべての州で法的に禁止されています。


インドは歴史的に農業を基礎とする社会で、主な宗教はヒンドゥー教です。ほとんどの人々は菜食主義者で、牛乳・バターカード(バタースプレッド)は重要な栄養源でした。数世紀前、インドの人々にとって、牛は最も役に立つ動物でした。
牛乳だけでなく、牛の糞は、おそらく一番の植物への肥やしであり、蚊の防虫剤の役割を果たします。乾燥した牛の糞は、とても良い燃料になります。また、乳牛・雄牛の身体的な強さは農業器機を引くために役立ちました。西洋で農耕時に馬が使われるように、インドでは牛が使われました。


牛の糞は、大抵土壌の寝わらや尿と合わさり、肥やし(農業用肥料)としてしばしば使われます。牛の糞は、ミミズや糞ころがしのような生物によって土へと再生されないと、乾燥して牧草地に残り、家畜の口に合わない放牧地帯ができます。
発展途上国の多くの地域では、牛の糞を固めて乾燥したものは燃料として使われます。また、糞は回収され、電気や熱を発生させるバイオガスを作りだすために使われます。そのガスはメタンが豊富で、インドやパキスタンの田舎やその他の地域で、再生可能で安定した電気源として使用されます。
牛の糞は、蠅や糞ころがしではないある種の虫を防ぐ性質があるため、床や建物の壁をおおうためにも使用されます。涼しい場所では、牛の糞は、安い保温材として、田舎の家屋の壁をおおうのに使われます。
さらに、手元の材料の調達状況によっては、牛の糞はアドーベ泥レンガの家の建築材料にもなります。




ほとんどの村の家庭ではガスストーブを使っていますが、牛の糞の固まり(パンジャブ語でGuhara と呼ばれる)はいまだに手づくりされています。
機械やトラクターは、雄牛・らくだ・その他の動物に取って代わっています。平均的な村の家で、以前より少ないバッファローや乳牛しか見かけませんが、動物の糞は、肥料としてよりも燃料として必要とされ、使用されます。Guhara は、牛の糞の固まりを保管する方法で、その方法により、燃料として長期間使用されることができるようになります。南インドやバングラデシュでは、牛の糞の固まり(円状の平らで固まりにした燃料)は、円錐状の形でも積まれます。


人里離れて、掃除されて草や他のごみが取り除かれた場所があります。大抵、こういう場所は、家畜囲いまたは糞の堆肥が集められる場所の近くです。
村の女性達は、不要なわらや干し草が糞に加わった混合物から糞の固まりを作ります。3~4日後、牛の糞の固まり(牛の糞)は対になるよう作られて乾燥されます。対になっている2つの牛の塊は互いに後部を支えるように立てられ、これらは列になるように配置されます。牛の糞の固まりを作成してから、5~6カ月間がGuharaを作る期間です。

2011年8月1日月曜日

アランムラボートレース



アランムラボートレース は最も古い 川 ボート ・フェスティバル で インドの南のケーララ州のお正月オナムフェスティバル ( 8月~9月 ) の間に やります。これはアランムラ町でやります。町はケーララ州の州都から128km ぐらいです。フェスティバル はクリシュナ と アルジュナ 卿の寺院 の近くでやります。寺院はおよそ1700年経っています。
ボートはヘビの形なので『ヘビ ・ボート 』と言います。ヘビ・ボートは2組になって大声で歌のリズムへと移ります。2漕は大声で歌のリズムとともに競いあいます。多数の人は、ヘビ ・ボートレース を観戦する ために、パンバ 川 の 岸 に 集まります。
ケララのバックウォーターの活気あふれる行事を見に行きましょう。
100人の漕ぎ手がスネークボートを力強くこぎ、大声で歌いながら全員が一つになって船を動かす、こんな光景にあなたは感動するでしょう。これは最も興奮する水上スポーツの一つです。

スネークボートは全長60メートルもあり、100人ものクルーが乗れる世界で最大の手漕ぎボートです。
多数の人はヘビ・ボートを観戦するためにパンバ川の岸に集まります。漕ぎ手は男性だけで、シャツと履きものは許されません。白い腰布だけです。


2011年7月25日月曜日

友達に会ったこと


僕はFacebookとスカイプといろいろなサイトに日本人の友達がいます。5人目の日本人のメール友達に会いました。今回は男性でした。時間があったので私が町の中を案内してあげました。彼は電車に興味があるみたいなので近くにある賑やかでない駅に連れて行きました。これはMass Rapid Transit System と言います。Mass Rapid Transit Systemのウィキペディア
私が日本にいる時に沢山の人が親切にしてくれたので。時間があったら私の町にいらっしゃった日本人を案内してあげています。
暑い日だったので2人は日に焼けました

2011年7月10日日曜日

ランゴリ

ランゴリは、インドで広範囲な民衆層に支持される伝統的な装飾美術で、各家庭の女性たちが、家の前にお米の粉を使って描いた砂絵といった形状をしています。
ランゴリは、インドのヒンドゥ教徒によって広く習慣とされています。南インドには、コラムという、碁盤の目のように配置した点の周りに輪状の曲線を引いて構成された、幾何学的な線描画があります。
ヒンドゥ教のお祭りのときには、居間の床や中庭に、装飾的な模様が施されます。ランゴリやコラムは、幸運を招くと信じられています。

一般的に、お祭り・縁起の良い宗教行事・結婚式のお祝い・その他同様の重要なイベントや集まりのときには、大きなランゴリやコラムが描かれます。
南インドでは毎朝、数百万の女性が、コラムを地面にお米の粉で描いています。
その描画は、一日経つと、その上を人が歩いたり、雨が降ったり、風で飛ばされたりして消えてしまうので、翌日には新しく描かれます。日の出前の毎朝、床は水や万能な浄化剤できれいにされ、床の泥は掃かれて表面が平らになってから、美しい模様が描かれます。
コラムを描く意義は、装飾のためだけではありませんでした。昔、コラムは粗いお米の粉で描かれ、それを目当てにアリが寄ってきては簡単に餌を得ていました。同じように、お米の粉は鳥や他の家畜を呼び寄せたので、人間以外の生き物が、人々の家や日常生活に入ってくるようになりました。人々は、共生という現象に日常的に敬意を表していたと言えます。すべてを家の中に喜んで迎え入れようとする招待の気持ちの表れであり、ひいては豊穣をつかさどる ラクシュミ神をも招きいれることにつながります。
このように、コラムは、人間と他の生態系の共存を象徴しています。

2011年6月11日土曜日

南インド

南インドはアーンドラ・プラデーシュ州、カルナータカ州、ケーララ州、タミル・ナードゥ州、ラクシャドヴィーパ連合区、パーンディッチェーリ連合区を含む地域を指し、インド全体の面積の19.31%を占めています。南インドの居住者は、自分達をドラヴィダ人だと考えています。
南インド料理:米飯が主食。たくさんのスパイスとハーブを使って調理したカレーや野菜。
言語:タミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語
(インドでは28の公用語が認められています。)


















アーンドラ・プラデーシュ州

公用語:テルグ語
州の料理:米飯が主食。アーンドラ・プラデーシュ州の料理は辛く、バラエティ豊かなピクルスが有名です。
インドで面積が4番目に大きい州で、5番目に人口が多い州です。アーンドラ・プラデーシュ州は歴史的に"インドの米作地帯"と呼ばれています。収穫物の77%以上はお米で、2006年には1,779万6千トンのお米が生産されました。州の中で一番大きな都市はハイデラバードです。
















カルナータカ州

公用語:カンナダ語
州の料理:米飯が主食。マサラ・ドーサやイドリなどが有名。
カルナータカ州の州都はバンガロールです。バンガロールはインドのシリコンバレーとして知られており、多くの一流有名IT企業がバンガロールに進出しています。












タミル・ナードゥ州

公用語:タミル語
州の料理:米飯が主食。ドーサ、イドリ、ウプマ。
インドで11番目に面積が大きな州で、7番目に人口が多い州です。インドのGDP(国内総生産)への貢献度は5番目に高く、2006年の人間開発指数(HDI)の10位にランクしています。
タミル・ナードゥ州はインドの自動車産業のハブと呼ばれています。日系企業725社のうち、240社がタミル・ナードゥ州に進出しています。












ケーララ州

公用語:マラヤーラム語
州の料理:米飯が主食。アッパムやプットゥーはとても有名です。ケーララでは、ココナッツオイルや野菜・果物を使った料理が多いです。
ケーララ州はインド半島の南西の角に位置し、河川とバックウォーターの土地として知られています。識字率が高く、高レベルの医療を備えた、死亡率が低い州です。この州の至る所で、自然がもたらす新鮮さや大地のぬくもりを経験することができます。ケーララ出身の人々が、彼らの州を"神に抱かれる国"と呼ぶのも不思議ではありません。















ポンディシェリ連邦直轄領

公用語:タミル語、テルグ語、フランス語、英語
料理:米飯が主食。ドーサ、イドリ、ウプマ
ポンディシェリ連邦直轄領は、かつてフランス領でしたが、現在はインドの連邦直轄領の1つです。ニューデリーの連邦当局が、地域統治と管理を直接行っています。
シュリー・オーロビンド・アシュラムがあることで有名。

















ラクシャディープ諸島

公用語:主言語はマラヤーラム語、Jeseri (Dweep Bhasha) 、マール語
料理:米飯が主食。
ラッガディヴ(ラッカディブ)諸島としても知られています。ケーララ州の南西部の海岸から200~ 440km離れた場所に位置している、インドで一番小さな連邦直轄領です。
全体の土地面積は11スクウェアマイル(32平方キロメートル)で、10の島には人が住んでいます。ラクシャディープ諸島は、かつてのLakshadweepaの北部です。